guccie’s blog

闇討ちポケモン愛好家のブログ

【SV】シーズン3(シングル)の使った構築の振り返り

使用TN:ぐっち
成績:最終レート1909-2266位(74勝43敗) 。サブロムは最終日深夜に気楽に使ってサラリと溶かしました。

  シーズン3おつかれさまでした。シーズン3も毎日環境が目まぐるしく変わるSVらしい対戦環境でした。2月もシーズン期間がめちゃくちゃ短く、私は構築がなかなか綺麗にはまとまりませんでした。そんな中でも結構お気に入りのポケモンが何匹か育てられて、レート1900までは乗せられました。なにもやらないのは勿体ないなと思ったので記録に残します。

 

使ったパーティ編成


【今期考えたこと】

・今期は回復技持ちが少ないパラドックスとの大味な打ち合いバトルが予想されたので、自分の好きなファイトスタイルであるミミッキュ+タスキ枠の対面構築がそこそこ通用するのではないかと考えました。

・そうした環境下で、セグカミラッシャがtwitterのトレンドになるくらいには流行っていたので、その3体にある程度役割が持てる、タスキいじっぱりASエルレイド、のろいようきASミミッキュを構築の軸にしました。特にエルレイドは、きれあじ補正のせいなるつるぎリーフブレードが打てて、また対面構築向きの便利技かげうちもあってわざ範囲が広くて優秀でした。せいなるつるぎは、相手のセグレイブがテラスタルを切ってタイプをずらしてもダメージが約7割入ります。意外と侮れない火力です。また草テラスにすることで、初手キノガッサ対面で相手のほうしを無効にして、無傷でキノガッサを倒すことも沢山ありました。相手のテツノドクガとの対面は、エルレイドのエスパーわざを恐れて相手が勝手に交代してくれるのではたきおとすがタダで1回打てます。相手目線で型がわからなさすぎるエルレイド+ミミッキュで2.5体を倒すという、対面構築の理想のダメージレースでの勝ちパターンが多かったです。

・最後の詰め筋として”物理アタッカーに負けない“どくテラスわんぱくHDミミズズと、”特殊アタッカーと打ち合えて受けポケモンも崩す”セグレイブ抜きの素早さ調整のチョッキアシッドボムテツノドクガを使いました。ミミズズは努力値をHDに振ると、ハバタクカミのわざを大体は1回耐えられるので、ヘビーボンバーでワンパンして返り討ちにできます。

・上記ポケモン達ではカイリューとの打ち合いに安定せず、またブラッキーが重かったので、ミミズズのしっぽ切りからセグレイブに繋ぐルートを用意して、これらのポケモンを崩せるようにしました。しっぽきりは何回も打てるわざではないので、上記のような刺さると確信が持てる場面以外ではあまり乱用できない技だなと思いました。セグレイブが刺さりすぎている相手には、初手フェアリーテラスからのりゅうのまいで荒らして回る動きも取れました。

・ここまでのメンバーではハチマキドラパルトが重すぎたのと、物理に偏りすぎた構築でいかくが重たかったので、最終日に奇襲用の初手はがねテラススカーフまけんきコノヨザルを採用。採用以後にハチマキドラパルトにはあたりませんでしたが、私のパーティはハバタクカミや水ケンタロスの通りがよさそうに見えるので、これらのポケモンを初手にうっかり投げてしまった対戦相手をしっかり崩してくれました。

・今期の最終日近辺は受けループに全くあたらなかったので、受けループ以外との対戦での選出の柔軟性を重視して受けループ対策を切りました。幸い受けループには全く当たりませんでしたが、しかし鉄壁キョジオーンにだけはしばしば当たったので、そこの対策まで薄くしてしまったのは反省点でした。s3の構築記事を読み始めてからの気づきとして、おんみつマントをもったHDテツノドクガという凄い調整で勝っていた方も居らっしゃったようですので、テツノドクガ、セグレイブ、コノヨザルあたりの型の検討はまだまだ不十分だったなと思いました。

・あとはアイデア先行の面白調整ポケモンをかきあつめた結果、圧倒的に能力値があちこちギリギリなパーティでした。とはいえ面白ポケモンを混ぜないとポチべが上がりにくい自覚があるので、そこは悩ましいところです。終盤に流行っていたブーストエナジーの水テラステツノツツミとか、隠密マントラウドボーンにコロッと負けるところ等は、ひどすぎて逆に笑えて愛おしいそんな感じのパーティでした

【最後に】

シーズン4は強い方たちの構築記事のパーティとある程度に渡り合えそうな、そんな面白構築が作れそうだったら、ちょこちょこ頑張るかもしれません。

今回は手短にこの辺で。今期は身になるかはわからない内容になりましたが、私の文章を読んでいただきありがとうございました。

おしまい

【SWSH】シーズン29シングル使用構築 虎の威を借るイベザシマンムー【最終696位-レート1829】

使用TN:ぐっち おみそ
成績:最終1829-696位(55勝37敗) 最終1813-967位(65勝43敗)

  これまでの竜王戦ルールとGSルール環境では、自力で組んだ構築ではパワー不足で基本選出がゆがみやすい構築しか組めませんでした。そのため今期は強い戦績を残された方の構築記事から構築を組み始めてみました。色々な構築記事を読んだ中で、S27で10位の方のイベルタル+ザシアン+マンムーが、対面構築好きの自分としては攻めの補完に優れた魅力的な構築だと思い、そちらの記事を元に構築をスタートさせました。考察を進めた結果、イベルタル+ザシアン+マンムーの並びはイベルタルを特殊型想定する相手が多いことと、ゆきなだれマンムーの強さがあまりバレていないことが今期は強みになると感じ、この構築でS29に挑むことにしました。

【構築のコンセプト】
・特殊イベルタル+ザシアン+マンムーっぽさを対戦相手に想起させて、ちょうはつ物理特化イベルタルを軸とした役割破壊で、ムゲンダイナ、バンギラス、ゼルネアス、チョッキ持ち禁伝、受けポケモン等を崩す。

・初手ダイマサンダー、エースバーンをゆきなだれマンムーで大きく削ってのイージーウィン。

イベルタル以外の取り巻きポケモンを、相手のザシアンやスカーフメタモンの初手出しに対して即落ちしない型にして、相手のザシアンとメタモンで選出がゆがみにくいようにする。


【パーティ紹介】

イベルタル@いのちのたま

性格:いじっぱり
特性:ダークオーラ
実数値:202(4)-201(252)-115-×-118-151(252)

技構成:ふいうち ダブルウイング はがねのつばさ ちょうはつ 

超火力物理ダイジェッター。でんじは持ちのラッキーやポリゴン2などをホイホイ呼び寄せるので、ちょうはつで機能停止にさせてからダイジェットする動きが強かったです。ムゲンダイナ対面では初手リフレクターを張ってくることは皆無だったので、初手ダイジェットで押し切ることができました。ザシアンを倒すことは不可能ですが、ダイマックス中はねっぷうを警戒してあまり死に出しで出てきませんし、ダイジェットで先に展開すればダイスチルできょじゅうざんを1回耐えて、ザシアンを大きく削ることができます。

 ザシアン@くちたけん

性格:ようき
特性:ふとうのけん
実数値:191(188)-192(12)-142(52)-×-135(4)-220(252)

技構成:きょじゅうざん じゃれつく ワイルドボルト つるぎのまい

相手のヌオーの選出を誘導して、フリーズドライマンムー、ちょうはつイベルタルでヌオーを崩すことが多かったです。A特化ザシアンのきょじゅうざん+でんこうせっか高乱数耐えの耐久調整で、メタモンの入っていないザシアン入り構築に選出しやすくしました。またつるぎのまいワイルドボルトの採用でホウオウダイナに強い技構成にしました。じゃれつくはゼクロムとアッキサンダー意識で採用しましたが、ゼクロムの裏には日食ネクロズマがいてザシアンを受けられてしまい、またアッキサンダーに対してはこの調整ではA+3じゃれつくでも倒せない火力しか出ません。そのためせいなるつるぎにしたほうが、日食ネクロズマ軸やホウオウナットレイに強く立ち回れて良かったなと振り返ってみて思いました。

マンムー@きあいのタスキ

性格:やんちゃ
特性:どんかん
実数値:186(4)-200(252)-100-122(252)-72-100

技構成:ゆきなだれ じしん フリーズドライ こおりのつぶて 

イベザシは珠サンダーが苦手というのがS29の一般的な通説でした。そのためオーガザシアンや黒バドザシアン等の構築が初手ダイマ珠サンダーで突っ込んでくることが多発しました。それをゆきなだれ+こおりのつぶてダイマックスを切らずに倒す動きが強かったです。初手ダイマエースバーンも初手キョダイカキュウをマンムーには打ってこないので、ゆきなだれ+こおりのつぶてイベルタルのふいうちで対処することができました。また超上位帯以外のヌオーは、マンムー相手に居座ってくることが多かったのでC振りフリーズドライ1発で倒すことができました。すばやさは無振りにして、相手のスカーフメタモンマンムーをコピーしてもイベルタルの上を取れないようにしています。

 サンダー@アッキのみ

性格:ずぶとい
特性:せいでんき
実数値:197(252)-90-149(244)-145-110-122(12)

技構成:ほうでん ぼうふう かいでんぱ はねやすめ

本構築では相手のザシアンに対する引き先として簡単に使い捨てるのではなく、終盤に相手を詰ませる意識での運用が強かったです。ホウオウ軸には必ず投げてホウオウを詰ませました。相手のダイマホウオウはダイマックスの1ターン目に私の裏にいるかもしれないザシアンの上をとりたいとの心理から、ダイバーンではなくダイジェットから入ってくることが多かったです。そのためホウオウ軸に対してはイベルタルの先行ダイマックスで確実に1体倒して数的有利をとってから、相手の後発ダイマホウオウにアッキサンダーを投げることでTOD勝ちに引きずり込むプランを狙っていきました。またこのかいでんぱサンダーは相手のサンダーより先にダイジェット展開しておけば、相手の後発ダイマサンダーに上からかいでんぱを入れることで、こちらが相手のこんらん自傷で勝つか、相手に急所を突かれて負けるかの若干分の良い運ゲーに持ち込むことができました。

 メタモン@こだわりスカーフ

性格:なまいき
特性:かわりもの
実数値:155(252)-68-69(4)-68-110(252)-48

技構成:へんしん

相手の黒馬バドレックスとザシアンの選出をゆがませるためのポケモン。練度の高くない黒バドザシアンは、スカーフメタモンにスキを見せてくれやすいので積極的に選出しました。

ガマゲロゲ@ゴツゴツメット

性格:いじっぱり
特性:ちょすい
実数値:197(132)-155(204)-112(132)-×-96(4)-99(36)

技構成:アクアブレイク じしん かわらわり どくどく 

元の構築記事ではトリトドンでしたが、私は受けのトリトドンを使うのが苦手と感じました。そこで特性の誤認を誘いつつカイオーガにそこそこの削りを入れられて、ザシアンのA特化じゃれつくを耐える調整のガマゲロゲを採用しました。本構築ではまともな引き先が皆無なので、こだわりハチマキではなく、技の打ち分けを可能にしつつザシアンに対して相打ちに持ち込めるゴツゴツメットを採用しました。パワーウイップはメタモンに極端に弱くなることから不採用。受けポケモンへのごまかしわざとしてどくどくを採用しましたが、どくが入らない日食ネクロズマ意識でいやなおとにしたほうが良かったと今になって思いました。すばやさはS4振り日食ネクロズマ抜き。

【選出パターン】

 ・カイオーガ+ザシアン

マンムーガマゲロゲ+自由枠

初手にサンダーが出てくることが多め。カイオーガが出てきた場合はガマゲロゲ引きの有利対面からスタート。

・黒馬バドレックス+ザシアン

マンムーメタモン+自由枠

初手にサンダーが出てくることが多め。

イベルタル+ザシアン

マンムーイベルタル+サンダー

取り巻きのカバルドンラグラージに対しては、初手マンムーで削りを入れて、ステルスロックを撒かれるタイミングでちょうはつイベルタルを投げて、あくびループを切ることが多かったです。

・ホウオウ+ムゲンダイナ

イベルタル+サンダー+ザシアン

初手ダイマイベルタルで相手に型判別をさせずに数的有利を取る。相手の返しのホウオウダイマをアッキサンダーで封殺。ホウオウダイナ以外のホウオウ軸ではザシアンを選出しないことも。

・ゼルネアス軸

イベルタル+自由枠

イベルタルのA特化珠ダイスチルでS29はゼルネアスを崩せていましたが、S30以降はHBラスターカノンゼルネアスの台頭を考慮した構築調整をしないと勝てないと思います。S30以降にもしイベザシマンムーを使うなら、レッドカードメタモンを採用し、イベルタルを特殊型にして立ち回りの練度を高めるのが良いかもしれません。

・ジガルデ軸

マンムーイベルタル+自由枠

ジガルデは大体裏に隠れているので、マンムーの体力温存がとても大切。

ディアルガ軸、ホワイトキュレム軸、ルギア系統

マンムーイベルタル+自由枠

相手より先にイベルタルダイマックスを切ると負けやすいので、後発か同時にダイマックスを切る。

ゼクロム+日食ネクロズマ

イベルタルメタモンガマゲロゲ

マンムーガマゲロゲでは耐久日食ネクロズマにじしんで確2が取れないので、ゼクロムと日食ネクロズマが両方出てきやすいです。イベルタルvsゼクロム対面をわざと作って、らいげきの命中不安を嫌がる相手のゼクロムダイマックスを誘導。メタモンゼクロムを倒して、ガマゲロゲの後発ダイマックスで崩していくのが一つのプラン。あるいはサンダーの麻痺運ゲーで日食ネクロズマを無理やり倒すプランも。


6月1日追記

S30の期間中に質問を頂いたので少し補足します。

【質問】こちらのパーティを使わせていただいているのですが、ランドロスのとんぼ返りでマンムーのタスキが削れるので、ランドロスマンムーが合わせられず、ランドロスサイクルが重いです。ランドロスに対する構築運用が知りたいです。

【回答】ランドロスには剣舞ザシアンを通す意識で、マンムー+ザシアン+サンダーの並び等でいなしました。というのもランドロスの性格補正なし道具補正なしの非ダイマじしんを、本構築のザシアンは耐えてくれます。また、相手目線でこちらのザシアンがAにどれくらい振っているかは見通せないので、ランドロスvsザシアンで、A特化ザシアンをケアした立ち回りを相手に強要できます。そのためランドロスサイクルの中で剣舞を積む隙が作れるときも結構ありました。ただしランドロスにダイジェットを積まれた場合は、アッキサンダーで受けのダイマックスを切らないといけません。

こちらの構築はS29の環境メタ対面構築なので、ゆきなだれマンムーは直近の環境では対策される側の存在だと考えます。S30以降は、両刀イベルタル(ザシアン、バンギラス、ヌオー、ラッキーを倒せる技構成)+こらえるマンムー(タスキをつぶされても仕事ができる)みたいな型の構築にした方が、いろいろ対処しやすいと思います。

【最後に】

もうすぐスカーレット、バイオレットが発売になるので、剣盾終盤環境のGSルールで自分なりの納得のいく構築を組んで、剣盾に自分の中でやり残しがないようにできてよかったです。自分に今やれる一番勝算の高そうな手段として強い先人の構築を学んで戦ってみましたが、それでもレート1800台の最終3桁という結果だったので虎の威を借る狐という表現が今の自分には合っていると思います。とはいえ色々な方の構築記事を自分が使う前提で読みこんでいくことで、今期はそれらの構築に対する対処パターンを事前にイメージして選出できるようになりました。相手のポケモンの型のテンプレートや動かし方のパターンを理解することが、勝ちにつながりやすくなるとわかって良かったです。

最近のランクバトルは皆とても強いので、勝てなくて苦しい時も多いです。そうした中で構築記事を無償で公開しあう素敵な文化に助けられて、どうにかポケモンバトルに勝って楽しませてもらっていると今期は強く感じました。ありがとうございました。

Twitter @lovelydelphox

おしまい

【SWSH】シーズン19シングル使用構築 有利展開誘導_珠サンダーバトン【最終1839-908位】

使用TN:ぐっち
成績:最終1839-908位(66勝41敗)f:id:guccie:20210701184241p:plain

シーズン19は全抜きポケモンで高耐久or高火力の押し付けをしたい気分だったので、強いバトン構築をなるべく自力で組み立ててみようとチャレンジしました。

バトンの展開としては、特攻特化珠サンダーのダイジェットとダイロックによって相手を崩し、後続のちょうはつめいそうカプ・レヒレにバトンタッチする流れが相手に読まれず強いと考え、構築の核としました。

その一方で、サンダーのダイジェットバトンを通そうとした時に頻出した苦手な状況は、①エースバーンとダイマックスを切りあって、ダイアタックを上から連打されること、②相手のサンダーにダイジェット展開を先にやられて、上からかいでんぱやはねやすめを連打されること、③特防特化ポリゴン2にサンダーを受け切られることでした。

そこでそれらの状況を回避できる先発枠としてアシスト特化ウツロイドを置き、これら3体を基本選出とする構築にしました

【構築のコンセプト】

・先発アシスト特化ウツロイドによって、エースバーンとポリゴン2の役割破壊。また相手のサンダーの先行ダイジェット展開も抑制し、自分のサンダーを有利に展開。

・特攻特化珠サンダーによる崩しと、ダイスチルダイジェットバトンでBS上昇させたちょうはつめいそうカプ・レヒレによる詰ませ展開。
【パーティ紹介】

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ウツロイド@きあいのタスキ
性格:おくびょう
特性:ビーストブースト
実数値:185(4)-×-99(252)-147-151-170(252)
技構成:パワージェム アシッドボム ステルスロック でんじは 
本構築のMVP。防御に努力値を振り切ることで攻撃特化鉢巻ドラパルトのドラゴンアローを高乱数で耐えます。エースバーンにでんじはを当てて後続のサンダーを通したり、ステルスロックを撒いて、相手のサンダーをこちらのサンダーで処理しやすくしたり、アシッドボムでポリゴン2や相手の積みポケモンを弱体化させたりと、抜群の役割破壊性能でした。またこれらのポケモンは本構築の並びに対して非常に選出されやすいので、再現性高く誘い崩すことができました。

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サンダー@いのちのたま
性格:ひかえめ
特性:プレッシャー
実数値:165-99-106(4)-194(252)-110-152(252)
技構成:ぼうふう げんしのちから はがねのつばさ バトンタッチ
本構築のエース。相手のサンダーやボルトロスなどはダイロックを上から叩き込むことで倒せるようにして、裏のカプレヒレの詰め筋を通しやすくしました。サンダーに特防特化ポリゴン2を受け出された場合は、ステルスロックダメージを入れればダイジェット2発が受かりません。仮にポリゴン2を死に出しされた場合も後続のカプ・レヒレへバトンを繋ぐことで詰ませることができました。

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カプ・レヒレ@たべのこし
性格:ずぶとい
特性:ミストメイカ

実数値:177(252)-×-158(68)-116(4)-151(4)-128(180)
技構成:なみのり ドレインキッス めいそう ちょうはつ 
素早さはS1↑で最速アーゴヨン抜き。サンダーのBS上昇をバトンタッチすることで、エースバーンの上が取れるので詰ませ性能がかなり高いです。またてっぺきの代わりにちょうはつを入れるわざスペースができたので、相手のピクシーやクレセリアラティアスドヒドイデなども詰ませることができました。

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ドラパルト@じゃくてんほけん

性格:おくびょう
特性:クリアボディ
実数値:195(252)-×-101(44)-×-106(84)-195(124)
技構成:りゅうのまい おにび ひかりのかべ バトンタッチ
裏選出の軸となるじゃくてんほけんバトンドラパルト。基本選出が苦手とするアローラキュウコンやガラルヤドキングや電気単タイプのポケモンを起点に切り返せるわざ構成にしました。またラグラージのあくび展開カット目的等でも使用しました。素早さは準速ドラパルト抜き。特防はC特化カプ・レヒレムーンフォース確定耐え。ハチマキウーラオスのあんこくきょうだは、おにびを当てても耐えてくれません。

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カミツルギ@ラムのみ
性格:ようき
特性:ビーストブースト
実数値:135(4)-233(252)-152(4)-×-55(28)-172(220)
技構成:リーフブレード ギガインパクト せいなるつるぎ つるぎのまい

特殊一辺倒かつ鋼タイプに弱い基本選出の補完を意識した物理アタッカー。カバルドンステルスロック+あくび展開に抗うためのラム剣舞型。サンダーが誘う地面タイプや水ロトムなどに、リーフブレードが刺さっていました。特に物理受けをてんねんナマコブシやヌオーやドヒドイデに任せている構築に強かったです。

基本選出ではてっぺきジバコイルが重すぎたため、このわざ構成で採用してみたのですが、あまり環境トップの鋼タイプであるヒードランテッカグヤの対策になっておらず、またりゅうのまいバトンの全抜きエースとしてはわざ範囲が不十分だったので、再考の必要性を感じました。

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ガラルヒヒダルマ@こだわりスカーフ

性格:いじっぱり
特性:ごりむちゅう

実数値:180-189(92)-100(196)-×-75-143(220)
技構成:れいとうパンチ とんぼがえり フレアドライブ じしん 

ゴリランダーヒードランの並びや、基本選出では重すぎるでんきタイプやはがねタイプポケモンの対策枠。またこちらが裏選出のドラパルトを出したい時に、相手のドラパルト選出を牽制する役目も意識しました。ゴリランダーのはちまき攻撃特化グラススライダー耐えまで防御に努力値を振った結果、りゅうのまいバトン先として場持ちが良いという意外な強みがありましたしかしテッカグヤダイマックスを切り合った時に力負けしてしまったので、テッカグヤ対策については再考の必要性がありました。

【苦手なポケモン

 ・テッカグヤジバコイルヒードラン
基本選出を最終日2日前の夜にやっと完成させたので、基本選出が苦手とする上記鋼タイプへの対策が煮詰め切れていませんでした。S19最終日にはこれらのポケモンに非常に多く当たって困りました。

ドラパルト軸の超火力が楽しすぎて最終日もドラパルトを使い倒しましたが、他の裏選出軸を考えた方がより強い補完ができたかもしれません。

・ラッキーとエアームド

しぜんかいふく持ちのラッキーには、ウツロイドのでんじはもアシッドボムもエアームド交代だけで無効化されてしまうので苦しかったです。

・ガラルヤドキング

最終日に妙に当たりました。サンダーのダイマックスを受けのダイマックスでいなされた後、さいせいりょくで回復されてしまうので、サンダーでは仕留めきれません。ドラパルトのじゃくてんほけんバトンで無理矢理に高火力をぶつけるしか手がなく、大変苦戦しました。

【最後に】

これまではダイマミミノラゴンという先人の選出軸を借りて、最終3桁に入った経験はありましたが、今期は極力自分で組み立てた選出軸で最終3桁に入れたのがとても嬉しかったです。

ただこの構築は裏選出の考察が不十分でしたので、シーズン20でその点少し調整して自分のお気に入りなバトンパに仕上げて満足度を高めたいと思います。

ハーリーさんとやみからすさん、ツイートのリアクションいつもありがとうございます。誰かに見ていていただけると、ドキドキの高レートバトルでも奮起できました。

Twitter @lovelydelphox

おしまい

【SWSH】シーズン14シングル使用構築 両刀ダイマミミノラゴン【最終1905-766位】

使用TN:おみそ ぐっち
成績:最終1905-766位(75勝49敗) 最終1891-1005位(55勝29敗)

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  冠の雪原環境では、サイクル構築でダメージレースの優位を取って、中盤~終盤にダイマックスエースを通す構築が多いと感じました。対面構築志向の自分が応戦する方法を考えた結果、対戦相手が「自分が有利対面を取っている」と通常考える状況で奇襲の両刀高火力ダイマックスわざを叩き込み、サイクルを崩壊させる動き。そして詰め筋として、トリルミミッキュ+ハチマキウオノラゴンを押し付ける動きが強いと考えました。

【構築のコンセプト】
・サンダーとエースバーンに撃ち負けない、ダイマ物理レジエレキ+ミミノラゴン

・レジエレキで相手のランドロスカバルドンラグラージの選出を誘って、ソーラービームダイマポリ2で一撃突破。

・こちらの初手ダイマミミノラゴンバレの対策として、タスキエースバーンと物理霊獣ジャポボルトロス

【パーティ紹介】

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レジエレキ@いのちのたま
性格:やんちゃ
特性:トランジスタ
実数値:156(4)-167(252)-77(52)-121(4)-63-245(196)
技構成:ワイルドボルト とびはねる 10まんボルト しんそく 
攻撃特化珠ダイサンダーの火力はパッチラゴンと同じなのですが、他に使っている方は見当たらず読まれませんでした。また初手ダイマエースバーンとの対面は、ダイジェットの打ち合いになるので大体勝てました。シーズン14は多くの構築に地面タイプorちくでん持ちorナットレイがいたため選出率は低かったのですが、対策必須ポケモンとして相手の選出を縛る力が強かったです。素早さはからやぶ準速パルシェン抜き。防御はエースバーンのキョダイカキュウと珠ダメ1回をダイマックス状態で高乱数耐え。

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ポリゴン2@しんかのきせき
性格:れいせい
特性:ダウンロード
実数値:161(4)-132(252)-110-172(252)-115-72
技構成:ギガインパクト アイアンテール ソーラービーム れいとうビーム 
本構築のエース。相手の防御と特防でステータスの低い方を確認して、奇襲高火力を叩きこみました。初手対面のエースバーンは100%ダイマックスせず突っ張ってきたので、A1段階↑ダイアタックで一撃。初手対面のかいでんぱ弱保サンダーもダイマックスを切ってこなかったので、A1段階↑ダイアタックが約8割のダメージで致命傷。アッキミミッキュはダイアイスでばけの皮を剥がすと、つるぎのまい後に素のドレインパンチを打ってきました。そこにA1段階↑ダイスチルを当てて一撃。カバルドンラグラージも90%突っ張ってきたので、C1段階↑ダイソウゲンで一撃。基本初手ダイマですが、壁構築等相手には温存してトリルエース運用をすることも。

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ミミッキュ@イバンのみ
性格:ようき
特性:ばけのかわ
実数値:131(4)-142(252)-100-x-125-162(252)
技構成:ゴーストダイブ トリックルーム こらえる のろい 
ラス1対面に強いのろいこらえるイバンダイブと、トリックルームハイブリッド型。トリックルームを打つと、相手のダイマックスポケモンがトリルターンを枯らすために攻撃してこなくなるので、その間にウオノラゴンへの無償交代がよく決まりました。またウオノラゴンが暴れまわった後の、こらえるイバンゴーストダイブは全く読まれませんでした。相手のダイマミミッキュの上からゴーストダイブを打ちたかったので、素早さは最速。

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ウオノラゴン@こだわりハチマキ
性格:いじっぱり
特性:がんじょうあご
実数値:196(252)-156(252)-120--101(4)-95
技構成:エラがみ げきりん サイコファング けたぐり
剣盾環境で不変のインチキ超火力フィニッシャー。ねごとはポリゴン2カバルドンラグラージを一撃で仕留めてくれたため不要。けたぐりは1回も使わなかったので、ゴリランダー対策にきゅうけつのほうがよかったかもしれません。

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エースバーン@きあいのタスキ
性格:いじっぱり
特性:リベロ
実数値:156(4)-184(252)-95-x-95-171(252)
技構成:かえんボール しねんのずつき カウンター ダストシュート
ウオノラゴンが止まる相手のラス1ゴリランダー、ナットレイドヒドイデカプ・レヒレと、ミミッキュの天敵である相手のダイマエースバーンに強い技構成にしました。相手のエースバーンと同速である必要性がなく、またカプ・レヒレドヒドイデとの対面でなるべく火力を上げたかったので性格はいじっぱり。

ボルトロス@ジャポのみf:id:guccie:20210202022659j:plain
性格:いじっぱり
特性:ちくでん
実数値:155(4)-172(252)-90-148-100-153(252)
技構成:かみなりパンチ そらをとぶ ばかぢから くさむすび 

この構築はマンムー、ウーラオスなどの低耐久物理タスキ要員を初手に選出されがちでした。それらのポケモンを初手ダイマポリゴン2で相手して、貴重なダイマターンを2ターン枯らされたり、大ダメージを受けることがありました。それらの相手にボルトロスで初手ダイマを切り、ダイソウゲンやダイジェット+ジャポのみで倒せるようにしました。化身ボルトロスの方が攻撃実数値は高くなりますが、霊獣ボルトロスのほうがサンダー入り構築に選出しやすいのがメリットまたドヒドイデ軸の受け構築は、霊獣ボルトロスに対してラッキーや特防特化ポリゴン2ナットレイを受け出してくれたので、交換読みダイナックルで受けサイクルを崩壊させることができました。

【苦手な並び】

 ・ゴリランダー+ヒードラン
ダイマボルトロスダイマエースバーンしか一貫するポケモンがいないので、ダイマックスを切るタイミングが非常にシビアで負けました。

・ガラルサニーゴ+地面ポケモン or ナットレイガブリアス

パーティー内に2体の並びに一貫する技構成のポケモンが少なく、サイクルを回されました。ポリゴン2サニーゴナットレイをこおりづけにするとか、ガブリアスにエースバーンでダイナックルを打ち込むとかしか勝ち筋がないので、あっさり負けました。

【最後に】

剣盾発売直後の私は5000位程度の実力でしたが、幸いにもTwitterYouTube等々から構築記事に関して情報を得る機会がありました。そして先人のレート強者の考え方をすこし吸収して、1年ちょっとかかりましたがレート1900、最終3桁程度のパーティが組めるようになりました。 まだまだトップランカーには程遠いですが。これまでもこれからも、惜しみなく全力のポケモンバトルの魅力を発信してくださる皆様に感謝しつつ、ポケモンバトルを楽しんでいきます。またどこかしらのマッチングで対戦よろしくお願いします。

あとTwitterでちょいちょいリアクションをくださるハーリーさんも、ありがとうございます。ずっと励みになっています。

Twitter @lovelydelphox

おしまい